「YouTubeの視聴維持率って大事なの?」
「再生回数を伸ばすにはYouTubeの視聴維持率をあげないといけない?」
このようにYouTubeの視聴維持率についてあまり知らないという方も多いのではないでしょうか。
YouTubeにおいて視聴維持率はとても重要です。
いざ動画をクリックしてもらえたとしても、視聴者がすぐに離れてしまい視聴維持ができないのであれば工夫をする必要があるでしょう。
この記事ではYouTubeの視聴維持率とはいったい何なのかをご説明し、視聴維持率を挙げることのメリットをお話していきいます。
さらに視聴維持率が低い人に見られる原因と、視聴維持率を上げるために行うべき4つのステップもご説明していきます。
視聴維持率の低い根本的な理由を理解し、改善しているための道を探していきましょう。
YouTubeの視聴維持率とは
まず始めにYouTubeの視聴維持率について理解を深めていきましょう。
YouTubeの視聴維持率とは、1つの動画がどの程度まで見てもらえたかを図る指数です。
例えば10分の動画を例に挙げて考えてみましょう。
見始めて1分で離脱されたのであれば10%、8分見てもらえたのであれば80%の視聴維持率となります。
YouTubeの視聴維持率はアルゴリズムにおいて重要な指数です。
視聴者にとって面白い動画は見続けてもらえますし、つまらないと感じたら簡単に離脱されてしまいますよね。
YouTubeはクリック1つで他の動画に移動出来るため、動画の面白さ・興味深さというものに左右されるのです。
そもそも視聴維持率の平均は何%くらいなのかも気になりますよね。
どの程度続けてみてもらえたら、平均を上回る滞在時間なのかも合わせて覚えておきましょう。
なぜ視聴維持率は重要な指数になるのか、視聴維持率の平均は何%ほどなのかをご説明していきます。
YouTubeの視聴維持率は重要な指標
YouTubeの視聴維持率は、アルゴリズムにおいて重要な指数です。
視聴維持率が高い動画は、ユーザーに求められている動画として評価が高くなります。
上記でも述べたように、面白ければ見続けつまらなければ離脱されてしまいます。
視聴維持率が高く、長く動画を見続けてもらえるようになれば、アルゴリズムに基づき評価の高い動画として検索の上位に表示されやすくなるのです。
なかなか動画再生数が伸びないという方は、そもそもアルゴリズムの評価が低く検索に表示されていない可能性もあるでしょう。
視聴維持率が高いチャンネルは、検索上位に表示されるだけでなくおすすめにも表示されやすくなります。
おすすめに載ることができれば、一気に視聴者の目に触れるチャンスとなり認知度をあげることもできるでしょう。
視聴維持率の平均
YouTubeの一般的な視聴維持率の平均はどの程度なのでしょうか。
一般的に10分程度の尺の動画なら、視聴維持率は40%前後と言われています。
つまり10分の動画であれば4分は動画内に留まり、視聴してもらえていることになります。
この平均的な40%という数字を頭に入れ、ご自身の動画はどの程度見続けてもらえているのか比較してみると良いでしょう。
40%よりも長く見られていれば平均値はクリアということになります。
反対に平均の40%よりも早く離脱されているようであれば、なぜ離脱されているのか原因を考えなければいけません。
後ほど離脱されてしまう原因も解説していきますので、当てはまるものがないか見比べてみてください。
視聴維持率を上げるメリット
視聴維持率を上げることのメリットを改めて考えてみましょう。
視聴維持率を上げることは、結果として以下のようなメリットが生まれます。
- 再生回数が増える
- チャンネル登録者数が増える
視聴維持率が上がってくれば、なんとなく良い方向に向かうイメージは付きますよね。
ただ漠然と視聴維持率を上げることを目標とするのではなく、再生回数が増える・チャンネル登録者数が増える理由を理解することでモチベーション維持にもなるでしょう。
なぜ視聴維持率が上がればメリットが生まれるのか、知識を深めていきましょう。
再生回数が増える
上記でもお話したように、視聴維持率があがることはYouTubeチャンネルの評価が上がることになります。
YoTtubeのアルゴリズムに基づいて、YouTubeの運営側から推してもらえる存在になるのです。
検索上位に表示されたり、おすすめの動画に載れることができればそれだけ視聴者の目に留まる機会も増えます。
たまたまおすすめに出てきて、ちょっと気になるから見てみようとフラッと再生してくれる視聴者も増えますよね。
その視聴でグッと心をつかむことができれば、一見さんだったユーザーもファンとして付いてくれる可能性もあります。
視聴維持率を上げることは、露出が増えより多くのユーザーに知ってもらえるチャンスとなるのです。
チャンネル登録者数が増える
視聴維持率を上げることは、チャンネル登録者数を増やすことにも繋がっていきます。
面白い動画や編集が上手な動画はついつい結果が気になって、最後まで見たい気持ちになりますよね。
一本の動画でグッと心をつかむことができれば、このYouTuberさん面白いかも!と他の動画を見てもらえるきっかけになります。
さらには次にアップする動画も見てみたいからチャンネル登録しておこう!と思ってもらえることもあるでしょう。
チャンネル登録はワンクリックでできることなので、決して大変なアクションではありません。
次の動画も見たい!と思わせることができればチャンスです。
動画の中でチャンネル登録お願いしますという一言があるだけでも、してみようかな?と誘導することができます。
この一言はタイミングも重要で、最初か中盤に入れると効果的です。
最後の最後に入れても、離脱されてしまっては見てもらえません。
チャンネル登録を促す一言は、最初か中盤に入れられるよう工夫をしてみましょう。
視聴維持率が低い人に見られる原因
続いて視聴維持率が低い人に見られる原因を探っていきます。
早々に動画から離脱されてしまうのには、何かしら離脱されてしまう理由があります。
例えばタイトル・サムネと動画の内容が一致しないものであったり、動画の冒頭で何の動画なのか分からない動画が考えられます。
他にも動画のオチが分かってしまうものも、視聴維持率が上がらない原因になるでしょう。
ご自身の動画に思い当たるものがないか、比較しながら読み進めてみると良いです。
タイトル・サムネと動画の内容が一致しない
タイトルやサムネイル画像と動画の内容が一致しないのは致命的なミスです。
視聴維持率が低くなってしまっても仕方がありません。
視聴者はタイトルやサムネイル画像を見て動画の視聴を決めます。
タイトルやサムネイル画像を見ていざ視聴したのに、全く関係のない内容の動画が流れてきたらがっかりしてしまいます。
誇張しすぎのタイトルやサムネイル画像で、実際は期待に値しない内容だった場合も良くありません。
別の動画も見てみたいという気持ちにならなくなってしまいます。
タイトルやサムネイル画像でインパクトを与えたい!と思うのは分かりますが、内容が一致しなかったり期待値を下回るのは問題です。
タイトルやサムネイル画像に相応しい内容の動画にしましょう。
動画の冒頭で”何の動画なのか”がわからない
動画の冒頭で何の動画なのか分からない場合も離脱されてしまうことが多く見られます。
YouTubeにはHow to 動画といって説明をする動画がたくさんアップされています。
例えばパソコンのことで何か分からないことが起こったとき、YouTubeを参考に解決するという方も多くいらっしゃることでしょう。
そんな時、〇〇が分からないから調べたいという強い目的があって動画を探します。
冒頭でしっかりと何についての動画です!ということが明言されていないと、本当にこの動画を見ればやり方がわかるのか?と不安になりますよね。
もしかしたら時間の無駄になってしまうかもしれない…と別の動画に移ってしまうかもしれません。
ですから動画の冒頭で、この動画はこんな動画です!ということがしっかり伝わるような工夫が必要になります。
動画のオチがわかってしまう
娯楽系のコンテンツであれば、動画のオチが分かってしまうのは一番やっていけないことです。
最後の最後にオチを持ってくる工夫はテクニックが必要ですが、結末が分かってしまっては動画の続きを見ようという気持ちが無くなってしまいます。
最後までハラハラ見続けられる動画であれば視聴維持率も高い数字が取れます。
動画の編集に自信がなければ、だらだら長くする必要はありません。
短い動画でも良いので、冒頭から中盤・オチとメリハリのある動画の方が魅力的です。
娯楽系の動画は内容によっては長く尺を持たせるのも大変なことがあります。
どんな長さが最適なのか、オチが読めてしまわないようにするにはどうしたら良いかを考えて動画を作ってみましょう。
視聴維持率を上げるための4つのステップ
視聴維持率を上げるためにはどんなことをすれば良いのでしょうか。
ここでは4つのステップに分けて、視聴維持率を上げるためにするべきことをご説明していきます。
- 視聴維持率の見方を理解・確認
- 視聴者が離脱しているポイントを見つける
- 実際に動画を確認して離脱原因を把握する
- 離脱原因にあった対策を行う
まずは視聴維持率の見方を理解・確認することと、視聴者が離脱しているポイントを見つけます。
それが出来たら、実際に動画を確認して離脱原因を把握しましょう。
そして離脱原因にあった対策を行っていけば、視聴維持率が低い動画を改善していくことができます。
どれも大切なことなので、1つ1つ分けて解説していきます。
ご自身の視聴維持率をしっかりと把握し、改善に努めていけると良いですね。
ステップ1:視聴維持率の見方を理解・確認
まずはご自身の視聴維持率がどの程度あるのか、確認する必要があります。
平均値である4%の視聴維持率がとれているのかが分かれば、視聴者の満足度を図ることもできます。
YouTubeの視聴維持率を確認ためにはアナリティクスを開いてみましょう。
手順としては以下の通りです。
- YouTube Studioをクリックする
- コンテンツをクリックする
- 視聴維持率を知りたい動画のコンテンツを開く
- エンゲージメントをクリックする
- 詳細をクリックすると、視聴維持率のグラフが表示される
グラフの中で緩やかな下降を始めているところが視聴者の関心が薄れていったタイミングということが分かります。
下降を始めている所にパーセンテージが表示されているので、その数字が視聴維持率を表しています。
ステップ2:視聴者が離脱しているところを見つける
YouTubeアナリティクスから視聴維持率を確認してみると、視聴者が動画のどのポイントで離脱しているのかが分かります。
グラフを見ただけでも、離脱されているタイミングが序盤なのか中盤なのかざっくりと把握することができるでしょう。
序盤から離脱されているのか、中盤から離脱されているのかが分かるだけでも状況に合わせた対策をとることが可能です。
1つの動画だけでは判断が難しいため、複数の動画の視聴維持率を見てみることをおすすめします。
全体的にどの部分で離脱されているのかを確認してみましょう。
序盤・中盤と離脱を防ぐ対策は後ほどご説明していきます。
この段階ではざっくりとどのタイミングで離脱されているのかが分かれば大丈夫です。
ステップ3:実際に動画を確認して離脱原因を把握する
どのタイミングで離脱されているのかを確認したら、実際に動画を見てみましょう。
何分何秒にグラフが下降しているのかをチェックして、どのような内容なのか見ていきます。
なぜそのタイミングで離脱されているのか、的確な原因が分かるのが理想的ですがなんとなくここを直すべきなのかも?とあたりがつけられればOKです。
なぜ離脱されているのか分からないという方は、ご自身がいち視聴者となって他の動画を見て回ると良いです。
動画の途中で離脱した場合、なぜ離脱してしまったのか具体的な理由を書き出してみてください。
ご自身の動画にも離脱されてしまう理由が当てはまるかもしれません。
他のYouTuberの動画を見て回ることも勉強になります。
今後ご自身の動画作成に生きてくるのでスキマ時間を利用するなどたくさん動画を見ていきましょう。
ステップ4:離脱原因にあった対策を行う
離脱原因が分かったら、それに合った対策を行っていきます。
離脱する理由としては、だらだらと間延びしてつまらなくなったから・タイトルから期待した内容とは違かったからなどが考えられるでしょう。
原因が分かればその場面をカットしたり、もっと惹きつけられるよう言葉や言い回しを工夫するなど具体的な対策が見えてきます。
考えられる原因を表にまとめてみましたので、ご自身の動画で何か当てはまるものはないか比較しながら見ていきましょう。
タイトル・サムネと動画の内容が一致しない | タイトル・サムネを変更する |
序盤で関心を惹けていない | 序盤に重要な情報を流す/インパクトを与える |
淡々とした内容になっている | 声量や声の抑揚をつけるなど工夫をする |
ダラダラと間延びしている | 結果を引っ張りすぎない |
内容が繰り返しでしつこくなっている | 必要な部分を残しカットする部分を作る |
状況に合わせたおすすめの施策
では離脱されてしまう状況に合わせたおすすめの施策をご紹介していきます。
視聴維持率が低い方は、大きく分けて2つのパターンに分けることができます。
動画の序盤で離脱されてしまい視聴維持率が低い方と、中盤で視聴維持率が下がる方の2種類です。
それぞれそのタイミングで離脱されてしまうのには、何らかの理由がありますよね。
離脱されてしまう理由として考えられることは1つではありませんが、可能性が高いものを挙げておすすめの施策をお話していきます。
序盤から視聴維持率が低い人向けの施策
まず序盤から視聴維持率が低い人向けの施策からお話していきます。
序盤から離脱されてしまう動画は、自分が思っていた動画と違う・欲しい情報が得られそうにないと判断されている可能性が高いです。
視聴者はタイトルとサムネイル画像を見て動画を見ようと判断をします。
タイトル・サムネイルからこんな動画だろうと期待をして見始めても、内容が伴っていなければ離脱してしまいますよね。
同じようにタイトル・サムネイル画像から想像する内容とは違い、結局何の動画なのか分からないと思われてしまっては離脱されることでしょう。
これはタイトル・サムネイル画像と動画の内容が一致していないことが原因です。
動画の内容に沿ったタイトル・サムネイル画像を作成しなおし、見に来てくれた視聴者の方の期待を裏切らないような施策をとっていけると良いです。
中盤で視聴維持率が下がる人向けの施策
続いて中盤で視聴維持率が下がる人向けの施策を考えていきましょう。
中盤に離脱されてしまう動画は、視聴者に飽きた・動画のオチが分かったと思われている可能性が高いです。
このような場合はまず動画の長さが適切なのか検討してみると良いです。
同じジャンルの動画を見て回り、他のYouTuberはどの程度の長さで動画を作っているのかをチェックしてみましょう。
10分の動画を5分見てもらっても50%、30分の動画を15分見てもらっても50%なわけです。
ですから動画は、長ければ長い方が良いというわけではありません。
視聴者に飽きられないちょうどよい長さで作るのがベストです。
また動画のオチが分かってしまうのは一番もったいないことです。
最後までハラハラできるように、オチが分からない工夫をする必要があるでしょう。
視聴維持率の目安は?
最初に視聴維持率の平均は40%とお話しました。
ただしこちらはあくまで平均の視聴維持率であり、目標としては60%は目指したいところです。
視聴維持率が60%というと、動画の半分より少し進んだところまでです。
序盤で視聴者の心をグッと掴み、中盤でオチバレしなければ不可能な数字ではないですよね。
視聴維持率が低い方はなぜ視聴維持率がとれないのか原因を把握し、改善していく必要があります。
第一の目標を40%、第二の目標を60%としてより良い動画へと改善していきましょう。
まずはご自身の動画はどの程度視聴維持率なのか把握をし、原因の把握・適切な施策をおこなっていきます。
一度の施策で視聴維持率の変化が見られなくても、諦めずに確認・改善を繰り返していきましょう。
視聴維持率を上げたい人はNOGICに相談
視聴維持率を挙げたい人はNOGICに相談するのも1つの方法です。
NOGICとはYouTubeのコンサルタント業務を行う企業です。
いわばYouTubeのプロともいえます。
これまでいくつもの悩めるYouTuberの方を良い方向へと導いた実績があります。
ご自身で解決できれば良いですが、YouTube初心者の方などは何をどう改善すればよいのかわからない…という場合もあるでしょう。
そんな時はプロ目線でチェックをしてもらった方がすんなり視聴維持率が上がることがあります。
なぜ視聴維持率が上がらないのか見当がつかないという方も、相談してアドバイスをもらうと解決策が見つかるでしょう。
無料相談もあるので、プロ目線でアドバイスが聞きたいという方はぜひ利用してみてくださいね。