最近、ouTubeチャンネルの登録者数が減っていることに不安になっていませんか?
実は、YouTubeの登録者数は”変動する”のが当たり前です。
一時的に減少しても、それはチャンネルの価値が下がったわけではありません。
YouTubeのシステム自体が定期的に非アクティブなアカウントを整理したり、視聴者の興味関心が変化したりするからです。
大切なのは一時的な数値の変動に一喜一憂せず、長期的な成長を見据えた正しい対策を行うことです。
本記事では、登録者が減る7つの主な原因と5つの対処法を詳しく解説します。
チャンネル登録者が減るのはなぜ?基本の理解から
YouTubeのチャンネル登録者数が減るのには、以下の基本的な理由があります。
まずはその背景を理解しましょう。
- YouTubeは登録者数が”変動する”のが当たり前
- 「減った」と感じるのはなぜか?数字の背景にある理由
以下でそれぞれ解説します。
YouTubeは登録者数が”変動する”のが当たり前
YouTubeのチャンネル登録者数は、常に流動的です。
YouTubeというプラットフォームの性質として、視聴者は、自らの興味に合わせて気軽にチャンネル登録したり解除したりします。
また、YouTube側も定期的に「再計算」や「クリーニング」を行っています。
非アクティブなアカウントや、不正なアカウントを削除するためです。
そのため、自らのコンテンツに問題がなくても、登録者数が減ります。
この変動は自然な現象なので、一時的な減少に過度に反応せず、全体的な成長曲線を見ることが大切です。
「減った」と感じるのはなぜか?数字の背景にある理由
登録者数の減少を強く意識するのは、「節目」のタイミングです。
例えば「あと2人で1000人!」と喜んでいたら急に8人減った、といった経験はないでしょうか?
こうした現象の背景には、動画投稿直後の評価期間や、YouTube側の定期的なシステムアップデート、キャンペーン終了後の反動などがあります。
大きく減る前に、大きく増えるパターンも珍しくありません。
YouTube側の再集計が終わった後に、その間の新規登録も反映するためです。
こうした数字の前後の流れを観察することで、本当に問題があるのかを判断できます。
登録者数が減る主な7つの原因
チャンネル登録者数が減る原因は、大きくわけて7つあります。
- 動画のジャンルや方向性がぶれている
- 動画の質が落ちてきている(企画・編集)
- 投稿頻度が不安定・更新が止まっている
- タイトル・サムネイルが誤解を招いている
- 社内イベントや採用動画など”社内向け”感が強すぎる
- コメント・質問に一切反応していない
- アルゴリズムによる影響(YouTube側の整理)
自分のチャンネルに該当する項目がないか確認してみましょう。
①動画のジャンルや方向性がぶれている
登録者は、特定の目的や期待を持ってチャンネルを登録しています。
料理チャンネルとして登録した人が、突然ペットの動画ばかり目にするようになると、「もう私には関係ない」と感じてしまいますよね。
「視聴者層を広げたい」という気持ちから複数ジャンルに手を出したり、トレンドに便乗したりして本来の軸から外れた内容を投稿してないでしょうか。
チャンネルの方向性が定まっていないと感じたら、それは登録者離れの原因かもしれません。
②動画の質が落ちてきている(企画・編集)
動画の質の低下は、チャンネルの成長に伴う「慣れ」や「マンネリ化」から生じます。
最初は丁寧に企画を練り、編集に時間をかけていたのに、徐々に「この程度でいいか」という気持ちが出てきているなら要注意です。
視聴者は意外なほど敏感で、制作者の熱量の変化をすぐに感じ取ります。
なかでも、編集の雑さ、企画のネタ切れ感、話し方のテンションダウンなどは、「もう頑張っていないな」というサインとして受け取られやすいです。
登録者は常に「最高の状態」を基準に期待していると考えましょう。
③投稿頻度が不安定・更新が止まっている
YouTubeは「習慣化」されやすいメディアであるため、視聴者は一定のリズムで動画を期待しています。
「毎週金曜日に新作を楽しみにしていた」のに、突然更新が止まったり、1か月音沙汰なしになったりすると、視聴者の期待を裏切ります。
「次回予告」をしておきながら投稿されない、「〇〇シリーズ」と銘打っておきながら途中で終わる、といった状況から減るケースも少なくありません。
投稿頻度が大きく乱れている場合、それが登録解除の引き金になっていないかを考えましょう。
④タイトル・サムネイルが誤解を招いている
再生数を稼ぎたいがために、過剰な演出や誇張した表現を使っていませんか?
タイトルやサムネイルと実際の内容のギャップは、登録者数が減る原因となります。
「絶対に〇〇」「○○が衝撃的すぎた」といった強すぎる表現や、動画内容とはかけ離れたサムネイル画像は、一時的なクリック数は増えても、いずれは視聴者の信頼を失います。
このような「釣り」と感じられる手法を繰り返すと、「もうこのチャンネルはクリックに値しない」と判断され、登録解除につながりかねません。
ときには良いかもしれませんが、内容に誠実なタイトル・サムネイルになっているか見直してみましょう。
⑤社内イベントや採用動画など”社内向け”感が強すぎる
企業チャンネルでチャンネル登録者が減る原因として、「社内向け感」の強さも挙げられます。
ユーザーが求めているのは、自分にとって有益な情報や面白いコンテンツです。
社内イベントの様子や、「私たちはこんな会社です」という採用PRは、残念ながら一般視聴者にとっては魅力的なコンテンツとは言えません。
「よし、動画を作ろう!」という意気込みが、「自分たちが伝えたいこと」に偏りすぎていないでしょうか。
視聴者視点を忘れた内向きなコンテンツは、「このチャンネルはもう自分には関係ない」と思われ、登録解除の原因になります。
⑥コメント・質問に一切反応していない
視聴者とのコミュニケーション不足も、登録者が減る原因です。
YouTubeの特徴は、コメント機能による双方向性にあります。
視聴者からの質問や感想に一切返信がなく、「声」が届いていないと感じると、視聴者は「自分はただの数字でしかない」と感じてしまいます。
「次回はこんな内容も見たい」「この部分をもっと詳しく知りたい」といった建設的な意見に反応がないと、視聴者の期待は徐々に薄れていくでしょう。
コメント欄が放置状態になっていないか、見直してみましょう。
⑦アルゴリズムによる影響(YouTube側の整理)
最後に、YouTube自体のシステム要因も登録者が減る原因です。
YouTubeは、定期的に非アクティブなアカウントや不正アカウントを削除します。
長期間ログインしていないユーザーや、規約違反で削除されたアカウントもチャンネル登録者から自動的に除外するような仕組みがあります。
こうした「整理」は一度に大量に行われることもあるため、突然10人、20人と減るわけです。
自らの動画内容に問題がないのに、まとまった数の登録者が減った場合は、YouTube側の整理が起きたかもしれないと考えてみると良いでしょう。
登録者減少の対処法・改善策
登録者数の減少に気づいたら、以下の5つの対処法を実践してみましょう。
- 一貫性のある企画で”軸”を見直す
- 人気動画を分析して改善ヒントを得る
- 定期配信スケジュールを作る
- サムネイルとタイトルの改善をテストする
- エンゲージメント強化(コメント返信・企画アンケート)
以下でそれぞれ解説します。
①一貫性のある企画で”軸”を見直す
1つ目の対処法は、チャンネルの「軸」を明確にし直すことです。
チャンネルの方向性がぶれると視聴者は混乱するため、チャンネルの強みや特徴を再確認しましょう。
まずは、「このチャンネルを見る理由」を一言で表現できるか考えてみてください。
例えば「初心者でもわかりやすいDIY解説」「食費1万円の節約レシピ」など、明確なコンセプトを持つことが大切です。
チャンネルの内容が多岐にわたっている場合は、人気の高いジャンルに集中するか、または複数のチャンネルにわけることも検討してみましょう。
視聴者にとって「このチャンネルは○○が見られる場所」と認識されることが重要です。
②人気動画を分析して改善ヒントを得る
2つ目の対処法は、自らの成功事例から学ぶことです。
これまで投稿した動画の中で、再生数や登録者増加に貢献した動画があるはずです。これらを、徹底的に分析しましょう。
アナリティクス機能を使って、視聴維持率が高い部分、視聴者の反応が良かったポイント、コメントでの評価などを確認します。
なぜその動画が成功したのか、具体的な要素を書き出してください。
例えば「冒頭3分の構成が良かった」「実演部分が詳しい」「BGMの選曲が良かった」など、再現可能な要素を見つけたら、次回作にも取り入れてみましょう。
人気動画の法則性を理解することで、登録者のニーズに合った内容を提供できます。
③定期配信スケジュールを作る
3つ目の対処法は、投稿の習慣化です。視聴者は予測可能な形で新しいコンテンツを楽しみにしています。
「毎週水曜日18時更新」など、明確なスケジュールを設定しましょう。
重要なのは、無理のないペースを設定することです。
週5回投稿を宣言して3回しか守れないよりも、週1回でも必ず守るほうが登録者からしても楽しみとして『継続しやすい』です。
スケジュールを決めたら、チャンネルの概要欄やコミュニティタブで視聴者に伝えましょう。
動画内でも「次回は〇月〇日に公開予定です」と予告することで、視聴者の期待感を高め、再訪問のきっかけを作れます。
④サムネイルとタイトルの改善をテストする
4つ目の対処法は、「入口」となるサムネイルとタイトルの改善です。
クリック率が低い場合、内容が良くても視聴のチャンスすら得られません。
方法は、同じような内容の動画を用いて、サムネイルのデザインやタイトルの付け方を変えてテストすることです。
どのようなデザイン・言葉遣いが自らのチャンネルで効果的なのか、データを集めましょう。
ただし、内容と大きくかけ離れた「釣り」は逆効果です。「これを見たら損しない」と思わせる、正直かつ魅力的な表現を心がけましょう。
例えば「驚きの結果」より「30日試して-5kg達成」のような具体的な表現のほうが良いでしょう。
⑤エンゲージメント強化(コメント返信・企画アンケート)
5つ目の対処法は、視聴者との関係強化です。コメントへの返信や、視聴者の意見を取り入れた企画作りを積極的に行いましょう。
初期のうちは、できるだけ多くのコメントに返信するよう心がけてください。視聴者は「声が届いている」と感じると、チャンネルへの愛着が増します。
また、「次はどのような内容が見たいですか?」といった問いかけや、コミュニティタブでのアンケート機能を活用することで、視聴者が「参加している」という感覚を持てます。
視聴者の声を反映した動画には「私のリクエストで作ってくれた」という特別感があり、チャンネル登録の維持率が高まります。
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YouTubeのチャンネル登録者数は日々変動するものですが、一時的な減少に一喜一憂するよりも、長期的な成長戦略を立てることが大切です。
この記事で紹介した7つの原因と5つの対策を実践することで、登録者数の安定した増加を目指せるでしょう。
重要なのは、チャンネルの「軸」を明確にし、視聴者との信頼関係を構築することです。
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