弁護士ユーチューバーとして、専門知識や経験を多くの人に伝えたいとお考えですか?法律に関するわかりやすい解説や弁護士がどのような仕事か詳しく知りたい人にとって、弁護士ユーチューバーのチャンネルは需要が高いといえるでしょう。
一方で、本業が忙しくてユーチューバーとして活動する時間がなかなか取れないという悩んでいる人は多いです。またユーチューバーには、炎上リスクも存在します。
この記事では、弁護士ユーチューバーの成功事例から、成功のポイントやおすすめの方法を解説します。
炎上リスクを避ける方法なども解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
時間やコストを節約しながら、弁護士ユーチューバーとして効率的に動画制作や運用をスタートしましょう。
弁護士ユーチューバーの成功事例3選
弁護士ユーチューバーの成功事例として紹介するのは、以下3つのYouTubeチャンネルです。
- 久保田康介弁護士(kubota)
- 井上拓弁護士(弁護士井上拓のフロンティアCH)
- 岡野武志弁護士(岡野タケシ弁護士【アトム法律事務所】)
法律に関する知識を伝えながら、それぞれ独自のスタイルでYouTubeチャンネルを運営しています。
久保田康介弁護士(kubota)
項目 |
内容 |
チャンネル登録者数 |
41.8万人 |
動画本数 |
656本 |
回視聴数 |
144,595,213回 |
登録日 |
2017/02/11 |
久保田康介弁護士は「弁護士法人VERYBEST ベリーベスト法律事務所」に所属し、YouTube界の「水戸黄門」として知られています。
久保田康介弁護士は法律解説動画だけでなく、法律関連のゲームの実況動画も投稿しているのが特徴です。
特に注目されているコンテンツには、架空請求業者や偽弁護士との電話での攻防をフィクションとして描いた動画があります。
テレビのワイドショーでよく見られる資料映像や再現映像のような「事例紹介のための芝居」であり、視聴者に広く受け入れられている事例の1つです。
井上拓弁護士(弁護士井上拓のフロンティアCH)
項目 |
内容 |
チャンネル登録者数 |
1.35万人 |
動画本数 |
197本 |
回視聴数 |
1,559,710回 |
登録日 |
2019/11/04 |
井上拓弁護士は、弁護士だけでなく弁理士およびユーチューバーとしても活躍しています。
東京大学工学部を経て東京大学法科大学院を卒業し、米国の法科大学院(Berkeley Law、USC Gould)への留学経験もある弁護士です。
チャンネル開始当初は反響が少なかったものの、著作権をわかりやすく解説することで人気を獲得。受験や留学のエピソードトークにはエンターテイメント要素を取り入れ、登録者数を増やしています。
また「第3回IP BASE AWARD」知財専門家部門の奨励賞受賞や、特許庁の「モデル契約書 ver2.0」プロジェクトでスタートアップ支援に尽力していることも特徴です。
岡野武志弁護士(岡野タケシ弁護士【アトム法律事務所】)
項目 |
内容 |
チャンネル登録者数 |
156万人 |
動画本数 |
2,191本 |
回視聴数 |
2,595,502,457回 |
登録日 |
2019/06/05 |
岡野武志弁護士は大人から子供まで法律を楽しく学べるコンテンツを提供する、お笑い系社会派ユーチューバーです。
TikTok AWARDの教育部門とティーチャー部門で最優秀賞を受賞し、YouTube FanFestの国内ショート動画ランキングで第1位に輝いた実績もあります。
岡野弁護士のYouTubeチャンネルは、学校や日常に潜む法律問題を短くズバッと解説するスタイルが特徴です。
また動画は日常的に使える知識から重要な法律まで幅広くカバーしています。法律とエンターテイメントの融合が視聴者に広く受け入れられている事例です。
弁護士がユーチューバーを始めるメリット3つ
弁護士がユーチューバーを始めるメリットとして、以下の3つが挙げられます。
- 本業以外の収入が狙える
- 知名度の向上が図れる(本業の集客につながる)
- 信頼感の向上が図れる
内容を確認していきましょう。
h3.1.本業以外の収入が狙える
弁護士がユーチューバーを始めるメリットのひとつは、本業以外の収入が狙えることです。
ユーチューブは動画の再生回数やチャンネル登録者数に応じた広告収入や、スポンサー契約などによって収入が得られる仕組みになっています。
弁護士は自分の専門分野や法律に関する話題を視聴者の興味やニーズに沿って伝えることで、高い視聴率を獲得できるでしょう。
また、他のユーチューバーよりも高額なスポンサー契約を結べる可能性もあります。加えて企業案件に対して、法律の知識があれば契約もしやすくなるでしょう。
2.知名度の向上が図れる(本業の集客につながる)
弁護士がユーチューバーを始めるもうひとつのメリットは、知名度の向上が図れる(本業の集客につながる)ことです。
本業での実績や評判だけでなく、YouTubeチャンネルを通して親しみやすい人柄を伝えることができます。これが本業でクライアントに選ばれることにつながるのです。
知名度の向上は、弁護士という本業においても重要な要素となるでしょう。
3.信頼感の向上が図れる
弁護士がユーチューバーを始めることで、信頼感の向上が図れます。
YouTubeチャンネルによって、自分の弁護士としての資質や能力を広く示せるからです。
また、動画では自分の考えや意見を率直に表現できます。社会問題や時事問題に対する見解や主張を述べれば、同じような意見を持った視聴者から賛同を得られるかもしれません。
このようにユーチューバーとして自分の専門性や考え方をアピールして、視聴者からの信頼感を高められることもメリットです。
弁護士がユーチューバーを始めるデメリット2つ
弁護士がユーチューバーを始める上でデメリットも存在します。具体的には以下の2つです。
- 炎上リスクがある
- 忙しくなる
以下で詳しく解説します。
1.炎上の恐れがある
弁護士がユーチューバーを始めると、炎上のリスクがあります。弁護士は法律に関する専門的な知識を持っていますが、それを動画で発信することについて、必ずしも好意的に受け止められるとは限りません。
たとえば、社会的に繊細な問題や事件についてコメントする場合は、視聴者からの批判や反発を招くこともあります。
また弁護士としての信頼や品位を損なうような発言や行動をしてしまった場合は、弁護士としての活動にも大きな影響があるでしょう。
弁護士がユーチューバーを始める場合には、炎上リスクを常に意識した言動を心がける必要があります。
2.忙しくなる
弁護士がユーチューバーを始めると、本業以外の作業が増えて忙しくなる場合があります。ユーチューバーとして活動するとき、以下の作業時間を確保しなければなりません。
- 動画の企画
- 撮影
- 編集
- アップロード
- 企業との打ち合わせ
- 動画内容案の提出
- リテイク
また、動画の内容やコメントに対する反応や批判にも対応する必要があります。
そのためYouTubeを初めてしばらくは、プライベートの時間まで削られる可能性があるのです。
弁護士ユーチューバーとして成功するためのポイント3つ
弁護士ユーチューバーとして成功するためには、以下3つのポイントを意識するとよいでしょう。
- 定期的な更新を行う
- 誠実な運営を心がける
- 視聴者のニーズを捉える
それぞれ順番に解説します。
1.定期的な更新を行う
弁護士ユーチューバーに限らず、YouTubeで成功するには定期的な更新が不可欠です。定期的に更新することで、視聴者に対して信頼感や親近感を与えられます。
定期的な更新を行う具体的な方法の1つが、動画の内容と曜日を決めて毎週更新する方法です。
これにより、チャンネル登録してくれた視聴者を定着させることができます。
その結果、YouTubeチャンネル内の動画再生回数が増加することが期待できるでしょう。
2.誠実な運営を心がける
誠実な運営を常に意識しましょう。ユーチューバーとしてだけでなく、弁護士としての品格や信頼性を保つためにも大切です。
ここで言う「誠実な運営」とは、自分の専門知識・経験に基づいて正確な情報や意見を伝えることを指します。自らの発言に責任を持ち、視聴者から批判や反論が寄せられた時にも冷静に対処しなければいけません。
またYouTubeチャンネルから本業への集客については、あらかじめ多くのお問い合わせを想定しておく必要があります。
弁護士ユーチューバーとして得られた集客のチャンスを逃さないよう、事前準備もしっかり行いましょう。
3.視聴者のニーズを捉える
視聴者のニーズを捉えることは、弁護士ユーチューバーとして大切なことです。視聴者が知りたいことや学びたいことを考え、価値のある動画を作りましょう。
たとえば視聴者からの質問や相談の内容を取り上げることで、ユーザーのニーズを解決できます。
またコロナ禍の2020年ごろであればテレワークや休業補償、離婚や相続などのテーマが興味・関心が高い事柄といえたでしょう。
このような視聴者のニーズは時代や社会によって変化するため、常に最新の情報やトレンドに敏感でなければいけません。
忙しい弁護士がユーチューバーを始めるおすすめの方法2つ
忙しい弁護士でもユーチューバーを始められる方法として、以下の2つを紹介します。
- 動画制作の一部を外注する
- YouTube運用代行に依頼する
ユーチューバーとしての活動が負担にならないよう、ぜひ参考にしてください。
1.動画制作の一部を外注する
動画制作の一部を外注することで、時間やコストの節約が可能です。動画制作にかかる工程をすべて自分で行うと、本業以外に稼働する時間が多くかかります。
動画制作には撮影だけでなく、音声調整や字幕作成といった編集作業が必要です。また、撮影と編集に際して専門的なスキルが求められます。
弁護士としての本業を行いながら動画制作の専門スキルを学ぶのは非常に大変です。
動画編集を外注することで手間が減り、結果として本業にも注力できます。動画制作の一部でも外注して、できるだけ負担は軽減しましょう。
2.YouTube運用代行に依頼する
もうひとつのおすすめの方法は、YouTube運用代行に依頼することです。YouTube運用代行は、ユーチューバーの代わりに動画のアップロードやチャンネル管理を行ってくれます。
具体的には、以下のようなYouTubeで大切な要素の代行が可能です。
- 動画のタイトル
- 説明文
- サムネイルやタグ
- 視聴者にアピールするために重要な企画
また、コメントやメッセージへの返信やファンとのコミュニケーションも代行できます。
さまざまな代行の形態があり、本業の忙しさに応じて最適な代行方法が選べる点もポイントです。
弁護士でユーチューバーを始めたい人はNOGICへ相談
本業と両立しながらの弁護士ユーチューバー活動は、専門知識や経験を多くの人に伝えられる素晴らしい方法です。
しかしユーチューバーとして活動することには、メリットだけでなくデメリットもあります。
成功するには、事例やポイントを参考にしながら自分に合ったチャンネルの作り方や運営方法を見つけることが大切です。
NOGICでは、ノウハウから裏付けされたYouTubeの運用代行サポートを実施しています。まずは、お気軽にお問い合わせください。