YouTubeのチャンネル登録者数が伸びなくて悩んでいませんか?
登録者100人は最初の重要な壁であり、これを突破すればその先の成長が加速します。
登録者100人を達成すると、チャンネルの信頼性が高まり、YouTubeのシステム上でも評価されやすくなるからです。
この記事では、企業YouTubeの担当者向けに、チャンネル登録者100人を最速で達成するための具体的な7つの方法と、実行前のチェックリストを紹介します。
これらの方法を実践すれば、企業チャンネルも登録者100人の壁を乗り越え、視聴者との確かなつながりを作ることができるでしょう。
なぜ”登録者100人”が最初の壁なのか?
YouTubeチャンネルを運営するうえで、登録者100人は最初の壁です。なぜこの数字が重要なのでしょうか?
- 登録者100人は”信用”の第一関門
- 企業チャンネルは”ゼロスタート”だと苦戦しやすい
これらの理由を詳しく見ていきましょう。
登録者100人は”信用”の第一関門
登録者数が100人を超えると、視聴者に「このチャンネルには価値がある」と思ってもらいやすくなります。
YouTubeでは、数字が「信頼の証」となる場面が多いです。
たとえ100人という数字がYouTube全体から見れば小さくても、「このチャンネルは少なくとも100人には支持されている」という印象を与えることができます。
新しいチャンネルを見つけたとき、あなたも無意識に登録者数をチェックしていませんか?
登録者数が少ないと「まだ価値が証明されていない」と感じてしまい、登録をためらうことがあります。
逆に100人以上の登録者がいれば「ほかの人も見ている」という安心感から、登録ボタンを押しやすくなるのです。
企業チャンネルは”ゼロスタート”だと苦戦しやすい
企業のYouTubeチャンネルは、個人チャンネルと比べて最初の登録者を集めるのが難しい傾向にあります。
その理由は単純で、企業チャンネルは「応援してくれる人」が最初から少ないからです。
個人YouTuberであれば、友人や家族に登録をお願いしたり、自らの個人SNSで拡散したりと、身近なところから支援を得やすいものです。
一方、企業のチャンネルは「会社の顔」として立ち上げることが多く、社員以外に最初から応援してくれる人が少ないため、初動で伸び悩みやすいです。
そのため、企業のYouTubeチャンネルでは、最初の100人を獲得するための戦略的な立ち上げが重要になります。ただ動画を投稿するだけでなく、最初の登録者を確実に獲得するための工夫が必要なのです。
登録者100人を最速で達成するための7つのアクション
ここからは、企業のYouTubeチャンネルが登録者100人を最速で達成するための具体的な7つの方法を紹介します。
- だれのための動画か明確にする
- 社内・既存顧客に「最初の10登録者」をお願いする
- サムネイルとタイトルは”即クリックされる設計”にする
- 自社SNS・メルマガ・LINEなどの既存資産を活用する
- 顔出しNGでも”人の温度感”が伝わる構成にする
- 「まずは5分以内」×「シリーズ設計」で回遊を生む
- チャンネルの目的を”概要欄”と”固定動画”で明確にする
1つずつ詳しく見ていきましょう。
①最初の3本は”だれのための動画か”を明確にする
アクションの1つ目は、最初に投稿する3本の動画で、「だれのために作ったのか」を明確にすることです。
企業チャンネルの最初の動画は「視聴者の課題解決」や「興味・関心」に焦点を当てたものにします。
自社紹介や社内イベントなどの「自己満足」の動画では、視聴者が「登録する価値がある」と感じてくれないからです。
実際に、視聴者の悩みを解決する動画や興味に応える動画を作ると、「次も見たい」と思ってもらえる可能性が高まります。
例えば、「〇〇の使い方ガイド」「よくある質問にお答えします」「業界のトレンド解説」など、視聴者にとって役立つ情報を提供する動画が効果的です。
自社の商品やサービスを使うお客様が「知りたいこと」「困っていること」をリストアップして、最初の3本の動画テーマを決めてみましょう。
②社内・既存顧客に「最初の10登録者」をお願いする
アクションの2つ目は、身近な人に最初の登録者になってもらうことです。
YouTubeチャンネルの立ち上げ時には、「信用の土台」となる最初の登録者が必要です。
まったく登録者がいない状態(ゼロ)からスタートすると、外部の視聴者が登録するハードルが高くなってしまうでしょう。
社内メンバー、取引先の担当者、既存顧客など身近な人に協力をお願いし、チャンネル登録の初速を作ることで、その後の登録者獲得がスムーズになります。
ただし、お願いする際には「なぜそのチャンネルを登録するとメリットがあるのか」を伝えることをお忘れなく。
社内メールやチャットで「新しいYouTubeチャンネルを立ち上げました。ぜひ登録をお願いします」と呼びかけてみましょう。
会社の規模によっては、これだけで最初の10〜20人の登録者を確保できるかもしれません。
③サムネイルとタイトルは”即クリックされる設計”にする
アクションの3つ目は、サムネイル(動画の表紙画像)とタイトルを工夫することです。
YouTubeでは「一目で内容が伝わる」サムネイルと「クリックしたくなる」タイトルが重要なのはすでにご存知のはずです。
どれだけ良い内容の動画でも、クリックされなければだれにも見てもらえません。
検索結果や関連動画で表示されたときに目を引くサムネイルと、視聴者の興味を引くタイトルを設計することで、クリック率(表示された回数に対して実際にクリックされる割合)が上がります。
クリック率が高くなると、YouTubeのシステムがその動画を「価値がある」と判断し、より多くの人に表示してくれます。
競合他社や人気チャンネルのサムネイルを研究して、「文字を入れる」「表情や感情が伝わる画像を使う」「鮮やかな色を使う」などの工夫を取り入れてみましょう。
④自社SNS・メルマガ・LINEなどの既存資産を活用する
アクションの4つ目は、既存の情報発信チャネルを活用することです。
YouTube単体では初期の視聴者を集めるのは難しいため、自社の既存メディアから視聴者を誘導することが効果的です。
新しいYouTubeチャンネルはYouTubeのシステム上で推薦されにくく、自力で視聴者を集める必要があります。
自社のSNSアカウント、例えば
- X(エックス)
- メールマガジン
- LINE公式アカウント
- 自社サイトのブログ
など、すでに読者やフォロワーがいる媒体で新しい動画を紹介することで、確実に初期視聴を確保できます。
こうした「確実な視聴」が増えると、YouTubeのシステムもその動画を「価値がある」と判断し、推薦してくれます。
すぐできるため、次回の投稿予定の動画について、公開前から「○月○日に新しい動画が公開されます」と告知をはじめてみましょう。
⑤顔出しNGでも”人の温度感”が伝わる構成にする
アクションの5つ目は、動画に人間らしさを取り入れることです。
企業チャンネルによくある「説明だけの無機質な動画」は、視聴者に「登録したい」と思ってもらいにくいものです。
YouTubeは基本的に「人と人がつながる場」であり、視聴者は「人間らしさ」を感じられる動画に魅力を感じるでしょう。
顔出しができない場合でも、親しみやすいナレーション、会話形式の構成、ちょっとしたユーモアやリアクションを取り入れることで、動画に温かみが生まれます。
例えば、商品の紹介でも「使ってみた感想」を交えたり、専門的な説明でも「はじめて聞いたときは私も驚きました」などの感情を入れたりするといった具合です。
次の動画の台本に「感情や感想」を表す言葉を意識的に入れてみましょう。
完全に事務的な説明よりも、「わくわくする」「便利だと感じる」など、人の感情が伝わる表現を増やすことが大切です。
⑥「まずは5分以内」×「シリーズ設計」で回遊を生む
アクションの6つ目は、短い動画をシリーズで制作することです。
1本の長い動画よりも、関連する複数の短い動画を作ることで、視聴者の「次も見たい」という気持ちを高められます。
知名度の低いチャンネルの長い動画は最後まで見てもらいにくく、1本だけでは「登録するほどの価値がある」と判断されにくいからです。
1つのテーマを3〜5分の動画にわけて3本のシリーズにすると、1本見た視聴者が「次も見たい」と思い、チャンネル登録をしてくれる可能性が高まります。
また、複数の動画を見た視聴者は、そのチャンネルへの信頼感も高まり、登録につながりやすくなります。
今からでも、次に作る予定の長めの動画コンテンツを、「Part1」「Part2」「Part3」のように分割することを検討してみましょう。
各動画の最後に「次回はこんな内容です」と予告を入れることで、視聴者の期待を高めることができます。
⑦チャンネルの目的を”概要欄”と”固定動画”で明確にする
アクションの7つ目は、チャンネルの目的を明確に伝えることです。
登録するか迷っている視聴者の多くは、チャンネルページを見て判断するため、「このチャンネルは何を届けるのか」を明確に伝えることが大切です。
チャンネルの目的や視聴者へのメリットが不明確だと、「登録する理由」を見つけられず、登録せずに離れてしまうかもしれません。
チャンネル概要欄には「このチャンネルでは〇〇について発信しています」「〇〇に悩む方に役立つ情報をお届けします」といった明確な説明を入れましょう。
また、チャンネル固定動画(チャンネルページの上部に固定表示される動画)には、チャンネルの紹介やこれから投稿する内容の予告を含めると効果的です。
気になったら、自らのチャンネルページを開いて、「はじめて見た人が何のチャンネルか分かるか」を確認してみましょう。
分かりにくければ、概要欄を書き直したり、チャンネル紹介動画を作ったりすることをおすすめします。
登録者100人達成のための社内チェックリスト
登録者100人を目指すためには、事前準備が大切です。以下のチェックリストで、自社の準備状況を確認してみましょう。
- 社内外に「拡散協力」を依頼する施策を用意しているか?
- 登録ボタンを押したくなる”理由”が動画内で語られているか?
- 再生数・登録数を伸ばす”次の投稿”が準備できているか?
詳しく見ていきましょう。
社内外に「拡散協力」を依頼する施策を用意しているか?
チェックポイントの1つ目は、社内外の協力体制です。
YouTubeチャンネルの立ち上げ成功には、会社全体の協力が不可欠です。
このポイントを押さえておかないと、担当者だけが頑張っても効果は限定的です。
□ 営業部門に顧客への案内を依頼しているか
□ 人事部門に社内への周知を依頼しているか
□ SNS担当者に投稿スケジュールを共有しているか
□ 経営層にも協力をお願いしているか
□ 取引先にも可能な範囲で協力を依頼しているか
少なくとも、社内の他部門には事前に協力を依頼しておきましょう。
「チャンネル公開日」と「最初の動画公開日」を事前に共有し、その日に一斉に拡散できる体制を整えておけば、初動の勢いを作ることができます。
登録ボタンを押したくなる”理由”が動画内で語られているか?
チェックポイントの2つ目は、登録を促す工夫です。
視聴者は「登録するとどのようなメリットがあるのか」が分からないと、登録ボタンを押してくれません。
このポイントを押さえておかないと、良い動画を作っても登録者増には直結しないからです。
□ 動画の冒頭で「このチャンネルの目的」を伝えているか
□ 動画の終わりに「登録すると得られるメリット」を伝えているか
□ 「次回はこんな動画を予定しています」と予告しているか
□ コメント欄で質問に答えることを約束しているか
□ 実際に登録ボタンを押す画面を表示しているか
動画の最後には必ず「このチャンネルではこんな情報を定期的に発信します。ぜひチャンネル登録をお願いします」というメッセージを入れるようにしましょう。
視聴者に「次も見たい」と思ってもらえれば、登録につながる可能性が高まります。
再生数・登録数を伸ばす”次の投稿”が準備できているか?
チェックポイントの3つ目は、継続的な投稿の準備です。
1本目の動画が注目されたとき、すぐに次の動画を公開できる状態にしておくことが重要です。
せっかくの初期の盛り上がりを活かすためにも、以下をチェックしてください。
□ 最初から3本以上の動画を準備しているか
□ 次の投稿日を決めているか
□ 投稿スケジュールを1か月分作成しているか
□ 1本目が反響を得た場合の「特別投稿」も準備しているか
□ 動画の撮影・編集体制が整っているか
少なくとも、チャンネル開設時には3本の動画を用意しておき、1週間以内に公開できる状態にしておくと良いでしょう。
1本目の動画が予想以上に反響を得た場合は、予定を前倒しして次の動画を公開することで、チャンネルの勢いを維持できます。
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YouTubeチャンネルの登録者100人は確かに最初の壁ですが、適切な戦略を立てれば必ず突破できるものです。
もっとも大切なのは「視聴者にとって価値のある動画」を作り、「見てもらうための工夫」をすることです。
企業チャンネルでは自己満足の動画ではなく、視聴者の関心や課題に応える内容にしてください。
さらに、社内外の協力を得て初期の登録者を確保し、サムネイルやタイトルの工夫で多くのクリックを集めることが成功への近道となります。
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